ホームページ制作・運営お役立ちトピックス
ブログとCMSの違い
ブログの機能・役割
ブログは日記を書くのに向いている
ブログの場合、記事は時系列で管理し公開される機能になっています。時系列で表示されるので、ブログで公開する記事は「個人の日記」が一番多いと思います。
日記はそもそも、日付に紐づいて出来事を記録していくので、ブログの機能にぴったりです。
日時順で記事が表示されるということは、過去に公開した古い記事は、どんどん並びが後方になっていきます。ゆえに、ブログサイトの基本的な考え方として、「日時が新しい記事がより見せたい記事」ということになります。
アナログの日記と違いブログの場合、記事が沢山増えていった場合はカテゴリー(趣味、料理、スポーツ)などで記事を分けることができます。ですが、やはり基本は日時ベース、カレンダーなどから記事を閲覧するメニュー構成になっています。
標準的なブログサイトのメニュー構成
- ・最新の記事
- ・カレンダー
- ・アーカイブ(年、月ごとに管理)
- ・カテゴリー
- ・人気の記事
記事のデザイン(テンプレート)は基本的に一つ
ページのデザインは日記をつけるノートの役割ですので、基本的には文章と写真を載せられるよな、シンプルなレイアウトの繰り返しになります。
ブログの記事の中でもデザイン的な編集はある程度できますが、文字の大きさや色を変える、写真を右寄せにする、左寄せにするというくらいになります。
CMSの機能・役割
CMSサイトは企業などのホームページに向いている
古い記事が後ろになってしまうブログサイトだと、企業ホームページの記事の表示順やレイアウト的に適していません。
企業サイトは、会社情報、商品(サービス情報)、キャンペーン情報など、各ジャンルに分けて、興味のある記事への閲覧を促します。
また多くの情報を扱う場合は、静的なページ制作をしていると手間が大変なので、きちんと構成・構築されたCMSサイトにすることで、効率的な運営をしていくことができます。
メニューは日時ではなく、カテゴリーが基本
メニューの構成は日時ベースではなく、カテゴリー分けがベースになります。グローバルメニュー(上部にある帯メニュー)やサイドメニュー、その他のメニューでカテゴリーが表示され、またバナーのリンクなどで各記事にアクセスするような構成になっています。
ページデザインやレイアウトパターンが複数ある
また、公開する内容やジャンルによって、ページのデザインやレイアウトを変えていることが多いです。
CMSと聞くと、どんなページでも簡単に追加・更新できると思うかもしれませんが、異なるデザインのページにしたい場合などは、やはりベースのデザインの素材を用意した上で、HTMLとCSSで別途そのページを構築していく必要があります。
同じレイアウト・デザインで更新できるページをテンプレート化する
企業ホームページの全てのページのレイアウト・デザインが異なっているわけではなく、掲載する記事や写真のみを変えて、追加しているページもあります。そのようなページに対して、CMSの機能を取り入れることで、ブログと同じようにWEB上の管理画面から簡単に記事を追加・更新できるようになります。
同一テンプレートで更新できる記事の例
- ・施工事例
- ・新作商品紹介(ネイル、ヘアスタイル、週代わりメニューなど)
- ・在庫車情報
- ・物件情報
- ・お客様の声
まとめ
今回はCMSとブログの違いについてご説明いたしましたが、このように、「ブログ=日記」、「CMS=日記ではないカテゴリーベースの記事を効率よく公開・管理する」というように理解するのが分かりやすいと思います。
追加・更新頻度が高いサイトや沢山の情報を扱う場合は、CMSを取り入れることで、制作費用や作業時間のコストカットになります。
ブログサイトは専門知識があまりなくても個人で公開・管理・運営ができますが、CMSサイトについては、構成を考えたり、レイアウト・デザインを制作、またプログラムを追加したりするので、制作会社に依頼した方がよいと思います。
ビジネスサイトの運営をしている方はぜひ、CMSを取りれたサイト運営について検討してみてください。