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Google アナリティクス ユーザーの環境を解析する

Google アナリティクスから、ユーザーの環境を解析することができます。
環境とは、ブラウザーやOSの種類、画面の解像度などです。
また、デスクトップパソコンかスマートフォンかなどユーザーがどの機器で閲覧しているかは、デザインやレイアウト、コーディングをする上で重要な情報となります。
また、ユーザー環境によって、どのようなタイプの人が自分(自社)のホームページを閲覧しているのか、傾向をつかむことができます。

ユーザーの環境、ブラウザとOSを確認する

[ユーザの環境]→[ブラウザとOS]をクリックします。

アナリティクス ユーザー環境01

ブラウザ
トップ5に表示されているブラウザーの種類は、どのサイトでも多きな差はないと思いますが、各シェア率を確認してください。
アナリティクス ブラウザー

オペレーティングシステム
OSの種類を確認することができます。Windowsユーザーが多いのか、Macユーザーが多いのかで、ユーザーの傾向を確認することができます。
アナリティクス オペレーティングシステム

画面の解像度
画面の解像度によって、サイトの見え方が大きく変ります。解像度が高い場合は、ファーストビューで広域をみることができますが、解像度が低い場合は、狭い範囲しか表示されません。 ユーザーの比率を確認し、最適な画面サイズに調整することで、ユーザービリティの向上につなげることができます。
アナリティクス 解像度

ユーザーの環境(モバイル)の使用割合を解析する

[モバイル]→[サマリー]をクリックします。

アナリティクス モバイル

デバイスカテゴリ
「desktop」「mobile」「tablet」のどれで閲覧されているかを確認することができます。
アナリティクス デバイスタイプ

携帯端末の情報
各メーカーの端末機種の情報を確認することができます。
アナリティクス 携帯端末

携帯端末ブランド
各ブランド(メーカー)のみの使用割合を確認することができます。

アナリティクス 携帯端末ブランド

オペレーティングシステム
OSの種類の使用割合を確認することができます。

アナリティクス OS

まとめ:傾向と対策

Internet Explorerは、WEBやコンピューターに精通している人から、不慣れな人まで幅広いユーザー層がいます。Internet Explorerの使用率が多い場合は、最新の技術などを取り入れるよりも、インターネットに不慣れなユーザーにも使いやすい画面構成や遷移ができるサイトにします。

Chrome、Firefoxは比較的、インターネットを頻繁に使用するユーザーが多いです。
古いタイプのデザインや構成にするよりも、新い技術や流行のデザインなどを取り入れることで、ユーザーの満足度を高めることができます。
ただし、ChromはIEに次ぐ勢いでシェア率が増加しているので、以前より多様なユーザーがいると思われます。

Safari はアップルのマッキントッシュのブラウザーですが、iPhoneにも標準搭載されていいます。
iPhoneはスマートフォンの中でもシェア率が高いので、幅広いユーザーがいますが、比較的女性、WEB、デザイン関連に精通している、または興味のあるユーザーが多い傾向にあります。
デザイン性や情報の整理を独自に行うことで、他のサイトとの差別化や、ユーザーに興味を持ってもらえるサイトになります。

Android Browserは、XperiaやGALAXYなどの機種に搭載されているOSです。比較的男性、コンピューターに詳しいまたは興味のあるユーザーが多い傾向にあります。
やわらかいイメージよりも、かたいイメージ、ニュースなどの情報の多いサイトなどが好まれる傾向にあります。
ただし、Android Browser搭載のスマートフォンのシェア率も大きく拡大し、スマートフォン初心者、女性のユーザーも増えていますので、より汎用的なデザインや情報のサイトの閲覧が増えていくと思われます。

上記の傾向と対策はあくまで一例です。
OSやブラウザーの使用率は、各サービスが向上していったり、販売対象などの拡大によって、大きく変ってきます。
市場のサービスや機種のシェア率を確認しながら、自サイトのユーザー環境を解析し、ホームページの改善に役立ててください。