ホームページ制作・運営お役立ちトピックス

ホームページのカラーを決める

ホームページデザインの重要なポイントの一つに、イメージカラーの決定があります。

いざホームページを作ろうとしても、「自分の会社やお店に合うカラーは何なのか?」がはっきりと見えてこないこともあります。ビジネスホームページの場合、「なんとなく」で色を決めたり、「自分が好きだからで」色を決めるより、「目的やターゲットを意識」して、イメージカラーを選ぶことが大切です。

それではどのようなことを基準に、ホームページのカラーを決めていくかについて少しご説明します。

1、ターゲットから想定されるカラーを選ぶ。

商品やサービスを提供するターゲットが絞られている場合、世代や性別などに合わせて、カラーを決めていくことができます。

ターゲットの例をあげてご説明します。

○若い女性 (明度の高いピンク系)

女性といえば、イメージされる色、また好きな色の定番はピンクです。
若い女性は、ピンクの中でも明るい色や、ビビッドならカラーなどを取り入れると、健康的なイメージを与えることができます。

○大人の女性 (明度の低いピンク系)

大人の女性の場合、明度を下げたピンクが合います。
その他、彩度の低い赤系の色を取り入れて高級感を。グレーやベージュを取り入れて優雅さや安定感を演出します。

○赤ちゃん (淡いパステルカラー。ピンクや黄色、水色など)

赤ちゃんは小さくてやわらかい、守ってあげる存在です。イメージ合う色も柔らかな色、淡い色になります。
また、赤ちゃんのそばにはいつもいるお母さんをイメージして、淡いピンクや淡いパープルなどもよく使われます。その他、やさしい黄色や水色なども、温かさや清潔感があり、赤ちゃんのイメージに合います。

 ○子供 (彩度・明度の高いカラフルな色)

子供は好奇心旺盛で活発です。そこで、彩度・明度の高い色を、複数配色することで、「元気」や「楽しさ」のイメージを与えることができます。
また、カテゴリーなどに合わせて色を変えると、「わかりやすさ」が加わり、探究心を刺激することができます。

○若い男性 (コントラスト高め、ブルーや黄色など)

若い男性の場合、さわやかさをイメージする青や緑が一番用いられる色です。
そこに、彩度の高い黄色を加えると快活さがプラスされます。
白い余白を多くとることでも、青色が引き立ち、クールな印象を与えることができます。

○大人の男性 (低明度で寒色のグレー、または暖色系のブランなど)

 大人の男性は落ち着きや貫禄、知性を喚起する、ダークトーンが多く用いられます。
グレーやブラウンを彩度を低く用いることで、クラシカルな雰囲気や重厚感が演出されます。

2、業種やホームページのタイプでカラーを選ぶ

適切なカラーを使用すれば、ホームページをぱっと見たときに、どのような業種のサイトであるかを印象づけることができます。
また、商品やサービスの内容もきちんと伝えることができるので、信頼感を与え、ホームページ訪問者のリサーチ意欲を引きとどめることができます。

業種の例をあげてご説明します。

○コーポレートサイト (信頼感・安定感のあるブルー系)

企業サイトであれば、最低限保っておきたい印象として「信頼感」があります。
青は信頼感や安定感を与える色です。
シンプルなコーポレートサイトなどでよく使われます。

○医療関係 (信頼感・清潔感のあるブルー系、グリーン系)

医療関係も、第一に信頼感を与えることが大切です。次に、清潔感があるかどうか。ユーザーは無意識のうちにも、信頼感や清潔感があるかないかで、サービスを受けるか否かを判断している場合があります。

○飲食系(料理がおいしそうに見える暖色系の赤やオレンジ、またはグリーン系)

 食欲を刺激する色は一般的に、赤やオレンジの暖色系です。また彩度の高い色を用いることで、料理をおいしく見せることができます。
写真でも彩度の低い写真はおいしそうに見えなく、彩度の高い料理の写真はみずみずしくて美味しそうに見えます。
緑色も、野菜のイメージなので、組み合わせのカラーとして料理を引き立てたり、ヘルシーで健康的な印象を与えることができます。

○スポーツ関連 (爽快さやスピード感のあるブルー系、勝利やエネルギーをイメージする赤)

スポール関連は、ブルー系を用いることで爽快さやスピード感をイメージさせることができます。
ポイントで、赤を取り入れると、エネルギーや快活さ、勝利の印象を与えます。

3、商品やサービスの価格帯(カジュアル~高級)

商品やサービスの価格帯によって、喚起されるイメージや雰囲気があります。
価格帯イメージに合うカラーを選ぶことで、商品の魅力が適度に伝わり、購買意欲を刺激します。

価格帯イメージを例にあげて説明します。

○カジュアル (カラフルで快活に、シンプルでわかりやすく)

明度の高い色を複数配色してカラフルなサイトにすると、元気でカジュアルな印象を与えることができます。
メリハリをあまりはっきりしすぎずに、シンプルな2色程度でまとめても、わかりやすさや親しみやすさが出ます。

○家庭的 (木や自然をイメージするやわらかな緑色やブラウン系、温かなオレンジ色)

オレンジ系で、安心感やぬくもりの印象を与えることができます。
また、家と木をイメージするブラウンや、健康的な生活をイメージできる緑などもよく合います。

○高級 (低明度なカラーをベースに、キーカラーでメリハリを与える。)

 黒い背景を用いたり、ダークトーンの色を配色することで、高級感やエレガント感が演出されます。
写真などを配置したときに、奥行き感が出て、商品の魅力を際立たせることができます。

他のサイトなども参考にしてみましょう

ホームページの色を決める基準はひとつとは限らず、また配色(レイアウトや組み合わせ)の問題もあります。
キーカラーを青と決めても、人によってイメージする青のホームページデザインは多種多様です。

具体的なイメージを調整していく上で、「ターゲット」や「業種」や「価格帯イメージ」などの情報を整理して、他のWEBデザインを参考にし、印象に残る色や、配色の組み合わせはどういうのかというのを、リサーチしてみるのもいいと思います。